ネット上で実名を公開することのリスク

ツイッターやFacebookなどのSNSが人気ツールになっていますが、実名での投稿は様々なリスクが存在します。日常的な社会生活の延長と考えてSNSを利用する人も多いですが、ネット上にはおかしな人も多く、いわれのない誹謗・中傷が繰り返されてしまうケースもなかにはあります。

例えば、あこがれの芸能人がツイッターやFacebookをやっていたとします。けれども、普通にコミュニケーションをとろうとしても、まず相手にはされません。そのような場合、さまざまな誹謗・中傷をして相手が反応を示すことで、歪んだ形でのつながりを持とうとする人もなかには存在するわけです。

相手が怒ったり、あるいは不快にさせることで歪んだ形での関係性ができるわけですから、まったく無視されるよりも、そういった方法を選ぶ人もなかにはいるでしょう。相手が反応すればするほど、その行為はエスカレートしていき、いわゆるストーカーに発展するケースもなかにはあります。

一方で、単に誹謗・中傷したいだけという人もなかにはいます。対象は誰でもよく、とにかく相手をけなしたり、悪口をいいたいだけという人も多いのです。これは自己評価や自己重要感といった人間の本能とも関係しており、他の動物には見られない社会的な性質になりますが、人間なら誰しも持っている自分の重要性を確認したいという本能から出る言動ともいえます。

例えば、出世や学歴、あるいは持っている車や年収、仕事をがんばることや勉強すること、あるいは物やお金を得ることも、最終的には自分の重要感を高めたいという行為にほかなりません。出世して社長になったり、あるいは高級外車を乗りたいということも、自己認識を高めたいという本能から出ているといってもよいでしょう。けれども、理想と現実は違うものです。

同期と比べて年収が低いとか、あるいは学歴が低いとか、あるいは禿げているとか、誰しも何らかのコンプレックスを持っているものです。本来なら自分の能力や才能を高めることで劣等感を克服できればいいのですが、現実はそうはなりません。結果として、相手をけなすことで、相対的に自分の自己重要感を高めるというお手軽な方法を選んでしまうケースが多いものです。

有名芸能人が自分のことで頭を悩ませているということ自体が、歪んだ形で自己重要感を高めてしまう結果になってしまうわけですので、その人にとって相手をけなすことができれば、理由は何でもいいのです。

QAサイトをのぞいてみても、「少しは自分で調べてから質問しなさい。」とか、「こんなとこで聞かないで直接電話して聞きなさい。」とか、回答する気はさらさらないけど、とりあえずは説教だけしておくみたいな人もなかには必ずいます。

そのような人に一度でも反応してしまえば、どんどんエスカレートしていきますので、空気のようになかったかのようにふるまうしか他ありません。

真面目で誠実な人ほど、心をわって話せばわかるだろうと考える人もいますが、そのような単に相手をけなしたいだけ、悪口をいいたいだけの人は一種の心の病に陥ってしまっている状況といえます。なので、話してもわかるものではありません。

ただ、本当にその人に原因があって批判されているケースもなかにはあり、そのような場合は批判を受け入れるべきだとは思います。このような場合でも、ネット上で公開されることで、自分の責任以上の責めを受けてしまうケースもなかには存在します。

過去のあやまちであったとしても、ネット上にはずっと情報が残ってしまうからです。

いずれにしても面倒なケースも多いですので、できるだけ実名でのSNSの利用は避けるべきかもしれません。